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コリー
Collie
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コリーの子犬情報 |
| 原産国 |
イギリス |
| 体高 |
55〜66cm |
| 体重 |
23〜34Kg |
| 毛色 |
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我が国でやっとテレビが家庭に普及し始めた頃に「名犬ラッシー」と言う、アメリカ製のドラマが放映され、主人公であるコリーの知名度が急速にあがった。 日本人は単に1犬種名を知識として得たのではなく、大型のコリーが自由に部屋を行き来するアメリカの生活文化そのものに憧れたのである。
多くの日本人にとってコリーは最初に知った洋犬名であり、実際に飼育する人が続出した。 しかしコリーはサイズと言い、必要な運動量と言い、グルーミングの手間と言い、当時の日本の住環境ではドラマとは反対に多くの問題を起こした。 ハーディング用途と言う日本には縁のない犬種にもかかわらず、我が国での知名度は高い。
世界最古の職業は羊飼いであったと言う説が本当かどうか解らないが、羊飼いに携わっていたコリー犬種の歴史は相当に古い。 スコットランドやイギリス北部では牧羊犬の歴史は有史以前にさかのぼる事ができる。 スコットランド北部に、コリー(石炭の黒色)と呼ばれた顔と肢先の黒い羊がおり、その羊の番をしていた犬がコリー・ドッグと呼ばれるようになったと言う説と、もともとこの犬種が羊の番をしていた頃は、被毛色がブラック又はブラック・タンであったと言われており、犬種名のコリーは被毛色に由来するとの説がある。
牧羊犬としてのコリーの仕事は、朝は羊の群れを畜舎から連れ出し牧草地に誘導する。 昼間は羊が分散しないように監視しながら狼などの外敵から守る。 夕刻には羊を集め、誘導して畜舎に戻した。 コリーは険しい地形や厳しい気候条件にも耐え得る強靭な体力を有し、万能の牧羊犬であった。 1頭のコリーが50頭程の羊をコントロールしたと言われている。
1860年以前にはコリー・ドッグは単なる牧羊犬にすぎなかったが、ビクトリア女王がスコットランドを訪問した際に持ち帰り、熱心に後援した事もあって、その優雅な姿やノーブルな顔貌が人々に好まれ、家庭犬として世界中に普及する事になる。 被毛の長短によって、ラフ・コリーとスムース・コリーに分けられるが、我が国では通常ラフ・コリーをコリーと呼んでいる。 スムース・コリーは被毛の長短以外はラフ・コリーと同一のスタンダードが適用され、外見上はラフ・コリーの短毛種と見る事ができるが、性格的にはラフ・コリーより神経質で攻撃的な性向が強い。 スムース・コリーは放牧に使われる事が少なく、主として羊を市場に出荷する際の護衛犬として使われた。 古い木版画にラフとスムースのコリーが描かれており、ラフには牧羊犬、スムースには猛犬と解説文が付いていると言うから、スムースにとっては不名誉な事である。 スムース・コリーはグレーハウンドとの混血があると言われている。
アメリカにはイギリスからの移民が牧羊犬としてのコリーをすでに持ち込んでいたが、牧畜用途以外で注目される事は無かった。 ところが、ビクトリア女王由来の犬舎から2頭のコリーが輸入されて以来、コリーが富裕層のステイタスとなり、イギリスからの輸入犬が破格の高価で取り引きされ、高級住宅地にはコリーの犬舎が並ぶ事態となった。 同様の現象が戦後の日本で起こる。 アメリカからのコリーの輸入は当時のベンチャービジネスの様相を呈した。 我が国の超年配のペット業者の多くがこの時代を古き良き時代として記憶している。
牧羊犬としての歴史の長いコリーであるが、その血統が管理されるようになったのは19世紀になってからである。 これ以降、コリーは牧羊犬としての性能ではなく、家庭犬、鑑賞犬として評価されるようになり、計画繁殖の結果、体も大型となり容姿も洗練される。 被毛色も増え、現在の一般的な被毛色であるセーブルも登場する。
コリーの卓越した牧羊犬としての資質は、温和で明朗、人に対して献身的な家庭犬として受け継がれている。
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